日本人がパフォーマンスする「侍フラメンコ」がスペインで好評

またスペインの新聞 「La Voz del Sur ラ・ボス・デル・スール」にライブ記事が掲載された。 23日にはセビージャ、ジャパンウィーク公演「パテ劇場」に出演。 「踊りの冒頭で下駄の鼻緒が切れるまさかのアクシデントが起きましたが、裸足で10分踊り切りました。アンコールでは日本語で踊るフラメンコをスペイン人のお客さんと一緒にステージで踊りました。 傷だらけになりながらも走り抜けたスペイン公演 でしたが、達成感がありました。 スペインの方々から、日本文化との融合が素晴らしい、初めて見たスタイルで感動した、独自の世界観がすごい、下駄で踊るなんて驚いた!などと絶賛されて、嬉しかったです」
日本語と着物で踊るフラメンコの映像撮影もセビージャのスペイン広場、グアダルキビル川などで行う。近日フラメンコの映像コンテストに提出予定 だ。
侍フラメンコは、昨年と今年、岐阜と東京で、永田が織田信長役を演じたフラメンコ創作舞台「本能寺の変」からの抜粋だ。 本能寺で最後の舞いを、琵琶の弾き語りと人間五十年の句をフラメンコのリズムに乗せて歌い、下駄と木刀で踊るシーンで構成。着物で踊るフラメンコは、永田健が2019年に47都道府県の名所を着物で踊るプロジェクトとしてスタート。その際にセビージャの春祭りで踊るセビジャーナスを日本語と和楽器で編曲して踊った。  永田は、慶應義塾大学経済学部卒業後、大和証券入社し、社費でMBA留学。
しかし、中退して約2年のスペイン留学を経てフラメンコダンサーに。帰国後、国内で数々の賞を受賞、現在は日本を代表する存在に。映像制作、講演、映画出演、執筆など多岐に渡って活躍。マールボロ公式サイトのムービーにも出演中。
明治10年建設の岐阜、村国座での公演「本能寺の変」。大好評につき12月1日からアーカイブ配信をする。「信長とザビエルが出会っていたら?そして彼がフラメンコを踊っていたら? そんな歴史のIFから、和とフラメンコの邂逅を描いています。和とフラメンコの融合プロジェクトの集大成となる創作舞台です。終わりの見えない戦に疲弊していた信長の唯一のやすらぎが能の舞い(人間五十年)であった。戦乱の中来日したフランシスコ・ザビエル。イスパニアの踊りに魅せられた信長は開校を許可する。村は戦勝に湧き、繰り広げられる祭り(フィエスタ)。
やがてくるザビエルとの別れ(ファルーカ)、そして続く戦さ。 クライマックスは本能寺の変。琵琶の弾き語りと一騎打ちで舞い、燃え尽きる信長。そして母土田御前による弔いの舞い。 語り部が進行を務め、村人たちが祭りのシーンで賑やかに踊ります。」  旅するフラメンコダンサー永田健ブログ、 日本に恋した、フラメンコサイトから配信動画の 申し込みができるという。(写真@川尻敏晴 文@野島茂朗)