ニューヒロイン「Rain Tree」17人に幸あれ
歓喜と試練のメジャーデビュー

今夏の「お台場冒険王」でWHITE SCORPION(「ホワスピ」)がAKB48の夏の代表曲『Everyday、カチューシャ』をパフォーマンス。ホワスピのカラーではないキラキラ感ですが、それを完全に自分たちのものにしたステージでした。鳥肌モノでした。Rain Treeも2025年1月デビュー以降、AKBグループの代表曲を演じても良いのかも知れません。『命しか捧げるものがない』の世界観とは真逆なギャップを出せば、Rain Treeの新しい魅力を出せる気もします。

現在は、アイドル戦国時代です。韓流アイドルが時代を席巻。20年以上続いている岩盤支持層がある伝統のハロプロ。時代を巻き込み、15年輝いているAKB48グループ。そしてトップの座に君臨し続ける坂道グループ(乃木坂、日向坂、櫻坂)。指原莉乃プロデュースのイコールラブ、ノットイコールミー、ニアリーイコールジョイ(カタカナ表記にしています)。それ以外にも地下アイドルと呼ばれていたのも過去の事、地下の枠を超えてしまったiLIFE!やFRUITS ZIPPERらの新勢力。

今のアイドル界は、どこに目標を定めて良いのか分からない大きな海のようで、アイドルはそこに乗り出す舟のようだと感じます。Rain Treeは挫折を味わいました。試練を与えられました。これを乗り越える姿をファンに見せていけば、アイドル界という大海原を進んで行けるのではないかと思っています。

17人に幸あれ

と8日の歓喜と試練のデビュー発表を見て感じました。(文・写真@久田将義)