ベッキー結婚に過去の不倫批判が再燃 なぜ世間はこんなにも彼女が嫌いなのか|春山有子

そんななか、いました、許されていない人が。安藤優子です。1988年に14歳年上の電通エリートサラリーマンと不倫すると、相手男性は13年来の妻と離婚&直後に安藤と再婚。で、3年後に離婚した上に、1996年にも既婚者のフジテレビプロデューサーと不倫し、またも06年に結婚をもぎ取ります。

これを豪腕と言わずして、なんと言おうか。

そのおかげか(?)、キャスターを務める『グッディ』(フジテレビ系)で目立った言動を繰り返しているからか、18年6月に『週刊文春』が発表した「嫌いなアナウンサー」で、2位の大躍進を遂げました。

一方のベッキーは、自宅連れ込み不倫で好感度が消えた矢口真里が、かつてのなりを潜め”汚れ”を担っているのとつい比較してしまうと、前と変わらず清いまま。視聴者はきっと、川谷との不倫で見せた人間らしいベッキーを、変化したベッキーが、もう一度見たいはずなんです。

でもベッキーは、1月30日放送の『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)では、いつもの大げさなリアクションで哀愁を誘い、自身がMCを務める『あいのり』では、毒にも薬にもならない清い応援コメントばかりを繰り返す始末。

誰がなんと言おうと清いままのベッキーを貫くこの姿勢、安藤優子を彷彿とさせる豪腕ぶりです。

今後、ママタレ枠に参入したベッキーが、子供向けに、<プラスの言葉を発した分だけ人生の中での笑顔の数は増えると思います。マイナスな言葉を発した分だけ人生は曇っていくと思います><しわは、いっぱい笑ったしるし><「ありがとう」と直接あなたに言える、この距離にありがとう>(ベッキー著『心のとびら』(幻冬社)より)といったポジティブたっぷりな絵本を出版しAmazonに星1の嵐が吹くことは、誰もが予言できることかもしれません。(文◎春山有子)