桜田よしたか公式サイトより
オリンピック・パラリンピック担当大臣桜田義孝大臣がやっぱり辞任の意を表明。もうすぐ令和元年に入る時のこの時期に辞任。安倍総理もかばいきれなかったのでしょう。人の神経を逆なですることに関してはこの人は悪い意味で天性のものを持っているようです。
4月9日、被災地の宮城県石巻市を参議院内閣委員会で「いしまきし」と三度連呼。被災者の感情を逆なでしました。
2018年11月9日、参議院予算委員会で立憲民主党蓮舫議員を「れんぽう」と言い間違えでスタート。これも間違えられた方はムッとするでしょう。
そして、五輪を盛り上げなければならない立場にもかかわらず、水泳選手池江璃花子選手が白血病を公表した際、「正直なところびっくりしましたよね」から始まり、またも神経を逆なで、どころか「命の尊厳」の問題についても調子に乗った発言。
むしろ、これが致命的だったのではと考えられます。公平を期するため、桜田前大臣の発言を全文書き起こしてみます。
桜田大臣「本当に、まあ、病気のことなんで、ま、早く治療に専念して頂いて、一日も早く元気な姿に戻ってもらいたいというのが私の率直な気持ちですね。ええ。はい」
記者「競泳の中ではですね...」
桜田大臣「本当に金メダル候補ですからね、日本が本当に、あのー、期待している選手ですからね。本当にがっかりしております。
で、やはり治療に専念して頑張って頂きたい、また元気な姿を見たいですよ。(略)いやー、日本が誇るべき、あのー、アス、スポーツの選手だと思いますよね。やっぱり本当に日本、我々が誇りとするものなのでやっぱりあの、最近水泳が盛り上がっている時でもありますし、まー、オリンピック担当大臣としてオリンピックの水泳の部分をね、非常にこう、期待している部分もあるんですよね。一人、こう、リードする選手がいるとみんな、その人につられて全体が盛り上がりますからね。
そういった盛り上がりが若干下火にならないかなと思って、ちょっとそれは心配しておりますよね。ですらか我々も一生懸命頑張って、ね、色々な環境整備をやりますけれども、とにかく治療に専念して元気な姿を見して頂いて、またスポーツ界の花形として頑張って頂きたいというのが私の考えですね」
これは池江選手にどう聞こえたのでしょうか。という問題とともに、「この人は他人の尊厳を考えないのだろうか」と感じた人がほとんどでしょう。
2020年まで、まだ間があります。これ以上、人の神経を逆なでさせないような発言が出てこないよう、早めに安倍政権は手を打ったという事ではないでしょうか。(文◎編集部)