誰もがこうイメージを想像していたのだが...
次々と生まれる社会問題や、詐欺・悪質なビジネスなど社会に潜む闇をいち早く特集で報じることでも定評のあるNHKだが、時に取り上げ方の問題点が浮上するケースも有る。2016年には貧困女子高生として"相対的貧困"問題を取り上げるも、貧困の概念には人々の間に大きな格差があるため位置大炎上騒動へと発展してしまった。
今回発生中の騒動も同様のNHK特集を発端とするもの。3月29日に放送された「NHKニュース7」にて40~64歳という中高年の引きこもりが61万人に達し、若い世代よりも多いという問題に言及した際、50代の引きこもりとして取り上げられた人物が、整えた髪でキレイなワイシャツ姿、さらに日焼けし腕時計をしながらMacBookを扱う人物ということで異論が噴出することになってしまったのだ。
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「ひきこもりがカメラの前に立つわけねえだろあほが」
「この人がそれなりに苦労があって一念発起して成り上がろうと思ってるのは別にいいんだよ。クソなのはしょーもない演出でミスリードするNHK...」
「仲間がいると思って安心しかけたのにふざけんな(´;ω;`)」
「顔が幼くない。子供部屋無職おじさんはもっと締まりが無い顔してる」
「外出てるのに引きこもり名乗るんじゃねえよ! 自称うつ病とか自称発達障害と同じで迷惑なんだよ!」
「普通に身だしなみ整えてるしおかしいと思ってたらやっぱりかよ」
「部屋でこんなピシッとしたシャツ着て時計してるとか。ヒッキーが逃亡したから取材に立ち会ってた奴が代役したんじゃね」
「引きこもりがうっすいMacBook使うメリットw」
また、報道が仮名ではなく本名だったためインターネット上での検索が行われると、2017年末時点では引きこもりをマンパワーとして活かす会社のCOO(執行役員 最高執行責任者)として該当の引きこもりらしき人物がインタビューに応えるページが探り出されることに。
これには、
「実名出すとかアホだろw 炎上狙いじゃないの」
「COOも引きこもりたい時がある」
「やらせというよりひきこもりを売りにした企業の人みたいやね」
といったコメントが。この他にも該当の50代引きこもりという人物がウインナーとスライスチーズをベッドの上で食べているという特殊な状況から、他NHK番組でも同一人物と思われる姿が使われている疑惑も噴出するなど炎上騒動は今も続いている。
これらも「引きこもり」の定義というものに人々の価値観が大きく異なることを起因としているようだが、取り上げたはずの社会問題から大きく議論が逸れて展開されるという時点で報じ方のミスは否めないのかもしれない。(文◎編集部)