大好きだった“友人のせい”で覚せい剤をまた始めてしまった男 一度使えば完治することは絶対にない恐怖の麻薬

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寺嶋悟(仮名、裁判当時62歳)が初めて覚せい剤を使用したのは30年ほど前、まだ元号が昭和だった頃でした。それ以後も、彼は何度も逮捕され服役も経験しましたがなかなか覚せい剤から抜け出せずにいました。

そんな彼が変わったのは平成24年に刑務所を出所して以降のことです。そのきっかけはある一人の人物との出会いでした。

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彼が「友人」と呼ぶその人も過去には覚せい剤を使用していた時期があったそうです。「友人」は彼に援助をし、医者を紹介し、懸命に覚せい剤から抜け出すための手助けをしてくれました。

その結果、彼は覚せい剤に手を出すこともなくなりました。出そうとも思わなくなりました。ようやく新しく人生を踏み出せる、そんな希望が見えてきた矢先の出来事でした。