セクハラを訴えたら焼き殺されたバングラデシュの女子学生と同じく、私が見た焼かれるイスラム社会の女性

何とも痛ましいニュースを耳にした。4月18日付のBBCニュースジャパンによれば、バングラデシュに暮らすヌスラト・ジャハン・ラフィさん(19歳)が、学校で灯油をかけられたうえに、火をつけられ、焼き殺されたという。

事の発端は、事件二週間前のこと、ヌスラトさんは、首都ダッカの南約160キロにある小さな町フェニにあるイスラム教の学校、マドラサで勉学に励んでいたのだが、校長室に呼ばれ、校長に繰り返し体を触られたとことにあった。彼女はセクハラを受けた日に、家族の協力を得て警察に行ったのだった。

女性の立場の弱いバングラデシュで、警察に被害届を出すことは、それにより彼女自身が不利益を被る可能性は十分考えらたが、彼女は勇気ある行動に出た。警察が校長を逮捕すると、事態は思わぬ展開をみせた。地元の人々が校長の釈放を呼びかけただけでなく、ヌストラさんを責めはじめたのだった。

それでも彼女は毅然として学校に通った。事件が起きた日はちょうど期末試験の日で、彼女は屋上に呼び出された。そこで学生と思しき人物に囲まれた彼女は、校長への訴えを取り下げるよう脅されたが、拒絶すると灯油をかけられ火をつけられたのだった。

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