渋谷のハロウィンで飲酒できなくなる!? 一部の無法者の為に全体責任か 2019年渋谷が消える

後片付けのためだけに渋谷にやって来る若者もいるのに(写真◎篝一光)

これが蟻の一穴とならなければいいのだが……いよいよ、日本は権力監視型の規制社会に突入してきたようだ。

渋谷区は、昨年のハロウィーンで逮捕者が出るなど、スクランブル交差点を中心とした渋谷駅周辺でトラブルが続出したことをうけ、渋谷区対策協議会を設置。座長には、「おやじ日本」の“竹花豊理事長”を招き協議を続けてきた。共同通信によると、渋谷区は対策協議会の提案を受け、ハロウィーン期間中などに路上飲酒を禁止する混乱防止策を盛り込んだ中間報告を公表したのだ。

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路上飲酒を禁止する理由は、「酒を飲み歩きする行為が騒ぎに拍車を掛けており、有効な手だてを検討すべき」とのこと。渋谷区は「路上」や「公園」で飲酒を禁止する内容の条例案を6月にも提出し、今秋のハロウィーンまでには施行されることを目標としているという。

確かに、昨秋のハロウィーンでは泥酔した男性らが軽トラックを横転させて逮捕されるなど、一部のバカモノ……と言って差し支えがあるなら、無法者が常軌を逸した行動を起こしたのは事実である。しかし、あくまでそれらはごく一握りの連中であって、それをもって路上飲酒を規制するというのはやや拙速な感もある。