金融庁「年金ムリだから自分で2千万円貯金して」が大炎上 ホームレスにならない為にまずやるべきこと

しかも老後の生活を支える資産形成という目的であれば、損失は単なる損失ではなく、老後破産に直結するかもしれません。ちなみに、政府は〝自助〟をのたまうだけで、「失敗したらフォローします」とは一言も述べていません。というか、おそらく「自分で投資したんだから、損失が出ても自分の責任だろ」って臆面もなく言い放つと思います。

そこで、これから〝自助〟を考える人は「投資」ではなく、まずは「消費」に目を向けてみることがオススメです。この「消費」とは自分が毎月どれだけお金を使っているのかということ。自分の支出を把握して、そこから節約できることを考えてみましょう。

毎月5000円の節約を実現できれば、1年間で6万円、10年間なら60万円も浮くことになります。しかも、投資と違って金銭的な損失リスクはゼロ。食費や医療費など毎月変わる「変動費」を削減するのは大変ですが、スマホやネット料金、保険料など毎月支払う「固定費」を工夫して削減できれば、安定的に節約することができます。

そのほかにも、PayPayに代表されるスマホ決済の還元キャンペーンを活用するなんてことでも良いかもしれません。〝お金〟が絡むことなので安全性についてきちんとした情報収集は必要ですが、節約するための方法は探せばそれなりに見つかるものです。

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これから〝自助〟の重要性はますます高まり、それを実現するためのさまざまな選択肢が出てくるはず。そのなかには不安をあおるようにした詐欺話だってありそうです。そのときに「どれだけ儲かるか」だけに捉わていると、取り返しのつかない失敗をするキケンもあります。まずはリスクを念頭に置いて、自分に合った〝自助〟を選ぶことを心がけたいものです。(文◎百園雷太)

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