金融庁「年金ムリだから自分で2千万円貯金して」が大炎上 ホームレスにならない為にまずやるべきこと

グラフ1は金融資産の非保有世帯の割合を示したものですが、2018年で約2割が〝貯蓄ゼロ〟という結果になっています。2017年の31.2%からは減少していますが、それでも結構な割合の世帯で資産がないような状況。これで年金制度が改悪されていったら、一体どうなっちゃうのか不安にもなるというものでしょう。

<グラフ1/クレジット>金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)」のデータをもとに、筆者がグラフ化しています

ただ、日本に住んでいる限り、年金制度は政府主導で決められたものを守らなければなりません。どれだけ腹が立っても、政府が決めた保険料を支払わなければならず、年金の受給についても制度どおりに受けることになります。そんな政府が「年金だけでは足りません」と言っている以上、足りない分を自分で賄う〝自助〟は必要になるわけです。

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そんなこんなで〝自助〟をどうしようかと考えたとき、多くの人が「投資」を思い浮かべるのではないでしょうか。昨今は税制の優遇措置を受けられるNISAやつみたてNISA、iDeCoなども浸透しつつありますし、投資を始めるハードルも下がっていることは事実です。

ただ、投資には「損する」というリスクがあることも忘れてはなりません。