風俗業界にとって実に画期的な「事件」が起きた 関西で20店舗を超える“セクキャバ”摘発の裏で…
今回の摘発を風俗業界は他人事としてみるのか? いや、そういうワケにもいかないだろう。
大阪国税のように“本気”を出せば、とかく金の流れが不透明と言われる風俗業界も摘発できる、と証明されたのだ。大阪のセクキャバ経営者は追徴課税で済んだが、悪質で高額の脱税と判断されれば逮捕もある案件である。
風俗業界との直接的な関係はないか、暴力団に対する税務関係からの摘発に警察が力を入れ始めてから久しい。つまり、金の流れを把握し、そこに不法なものを見つければどんどん摘発していくということ。
大阪国税が凱歌をあげたことで、その他の国税が注目され、またプレッシャーを受けているのは間違いない。風俗業界はこの出来事を他山の石として、自らの襟を正す機会だろう。(文◎鈴木光司)