選挙特番は「企画力」の時代へ “当選しそうもない”候補者と同じく“企画力のない”特番の末路とは|プチ鹿島
子どもの頃から「選挙特番」の日は早めに風呂に入り、夕食を済ませ、準備万端でテレビの前に座ります。大人になってからはビールも用意する。あえて言うなら私は選挙よりも「選挙特番」が好き。速報性、喜怒哀楽、お祭り感。選挙特番にはテレビのおもしろさが全部詰まっているからだ。
よく考えていただきたい。当選か落選かという、人さまの人生でもかなり大事な瞬間をビール飲みながら見物できるわけです。党や候補者にとっては修羅場を見せてくれる。パッとしない開票結果を見ながら橋本龍太郎が「チキショー」と小梅太夫よりも早くつぶやいた瞬間は今でも忘れません。
しかし……。