焼き肉屋で4年間無給で働かされていた男が高級酒を万引きで逮捕 法廷は男をどう裁いた?
二人の間には第三者からはわからない、離れがたい何かがあるのかもしれません。
「いつかは転職したいと思ってます。ワインバーをやりたいという夢があるんです」
ウイスキーばかり盗んでいた彼ですが、法廷ではこんな夢を話していました。
裁判傍聴後、この焼肉屋に実際に行ってみました。訪れたのが午後3時ということもあって、他に客はあまりいませんでした。
もちろん夜勤の彼の姿も見えません。
人気店だということなので、夕方から夜の時間帯になればおそらく客も増えて忙しくなるのだと思います。
この店でお金も貰わずに彼はどんな気持ちで働きどんな気持ちでスーパーに万引きをしに行ってたのか、そんなことを考えながら食べていたせいか、焼き肉の味はあまりよくわかりませんでした。(取材・文◎鈴木孔明)