焼き肉屋で4年間無給で働かされていた男が高級酒を万引きで逮捕 法廷は男をどう裁いた?

「店長に借金の返済状況を聞くことはできませんでした。気が短くてすぐに怒る人なので…」

これだけ理不尽な扱いを受けていながらも、店長と借金の話はしていませんでした。よほど店長を恐れていたのだと思います。

「お金がなくて…魔がさして万引きを繰り返してしまいました。多少でも貰えていれば…と思います」

万引きという行為については擁護はできません。そうなる前に手を打つべきだったし、それをしなかったのは彼の怠慢です。

しかしこの事件で裁かれるべきなのは彼だけなのでしょうか?

件の店長は彼の逮捕を知って、
「本来はもう辞めてもらおうと思ったけど、もう1回真面目にがんばれ!」
と弁護人を通して彼に連絡をしてきたそうです。

誰が原因でこうなったと思っているのでしょうか。なぜこんな口を利けるのかは理解できませんが、彼は裁判が終わればまた焼肉屋の寮に戻ると話していました。