還付金詐欺の「出し子」が裁判で吐露した“逮捕されても抜け出せない地獄” こうして犯罪者は次の犯罪に手を染める
逮捕のきっかけは被害者が受け子にカードを渡した直後に不審なものを感じてすぐに警察に相談をし、盗難届を出すとともにカードの操作を停止したことでした。
そんなことに気づかない彼は、グループのメンバーから渡されたカードを持って銀行に行きました。ATMにカードを挿入すると警報音が鳴り、すぐに駆けつけてきた警備員によって身柄を取り押さえられたのです。
この種の犯行で最も捕まるリスクが高いのは被害者と直接接触する受け子と、お金をおろしに行く出し子です。
逮捕された経験もあり、服役まで経た彼がそんなことを知らなかったはずがありません。
「捕まるかもしれない、とは思っていました」
裁判ではこのように語りながらも、それでもなお彼は犯行に加担してしまいました。
参考記事:「ホームレス中学生」が特殊詐欺グループの仲間だった! 闇営業問題で揺れる中、女性からキャッシュカードを盗み逮捕 | TABLO