国別に浸透度が違うスマホアプリ 日本人に最も利用され利用されているアプリは? 統計データから見る

グラフ1

 

グラフ2(【グラフ1・2】総務省「平成30年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」の出典データをもとに、筆者がグラフ化しています)

 

これはちょっと先述しましたが、LINEは1対1のトークを土台とする秘匿性に特徴があり、YouTubeも“見るだけ”でメリットが大きいツールです。この“閉じられた”コミュニケーションという部分が奥手な日本人に合っているのかもしれません。

このように社会を変えるようなアプリばかりではありませんが、いまもアプリはどんどんと登場しています。そのなかでも最近話題になっている技術といえば、やはり「AR(拡張現実)」です。具体的には、現実世界の情報をもとにデジタル情報を重ね合わせ、視覚的に現実を拡張すること。良く分からない人も多いと思うので、ものすごく端的に言うと見えないものが見えるようになる技術と考えてください。例えば、大ヒットしたスマホゲームの「ポケモンGO」は本来見えないはずのモンスターが現実から取り込んだ風景の中に見えるようになっているでしょう。それのことです。

ゲームのほかにも、自分の部屋を撮影して取り込み、そこに仮想の家具を配置してサイズやスペースを確認するアプリなんかも人気を集めています。また、ARと教科書を連動させて、タブレットなどのメディアで図形や生物などの構造を立体的に見られる「AR教科書」なんかも登場。まだまだ何ができるのか手探り状態ですが、新しい技術や発想で驚くようなアプリが登場するかもしれませんね。(文◎百園雷太)

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