「タイマンしようぜ」で少年達が逮捕 罪名は“決闘罪” これだと『クローズ』『High&Low〜』もアウト! 

――タイマンて岩橋さんの時代も頻繁にありましたよね

「当然、自分なんかの時もありました。でも大体、警察が喧嘩両成敗するんで。お互いが了承しての『喧嘩しようぜ』は警察が来ても喧嘩両成敗になっていました。まして、タイマン勝負は致命的でも負わない限り、大怪我はしないです。

――元々、タイマンは大勢で少数を襲う事がないように頭同士が勝負するって事です

「そうです。100人対10人だと、これは悲惨な事故・事件になってしまうかもしれない。だったら頭同士が『タイマンで行こうぜ』となります。でも、それをもダメだとなると、何が正しいのか。『潔さの暴力』まで否定しちゃう事になります。

――ある意味、「暴力はここまで」と言う前提がタイマンですよね。

「そうですね。タイマンなら、子供たちがここまでと、止める。その少年たちの純粋な力の差を見せつけようぜ、という時に大人(警察)が入ってきてしまう」

――逆効果だと思います?

「そうなると、子供たちはどうしたら良いのか。『ささいな暴力』を否定してしまうと、その人間たちを救出する事も出来ない。暴力は確かにいけないのですが」

――岩橋さんの時代は警察はどういう対応でしたか?