NHK大河ドラマ『麒麟がくる』 歴史専門家たちが語る「川口春奈が代役で大成功」する、これだけの理由

若き日の織田信長を描いた本格歴史小説『嵐を呼ぶ男!』(徳間書店)の著者の杉山大二郎さんは、

「帰蝶は、戦国の梟雄と恐れられた斎藤道三の娘にして、乱世を統一した織田信長の正室で、歴史ファンのみならず多くの日本人に親しまれてきた女性です。私が若き日の信長を描いた歴史小説『嵐を呼ぶ男!』でも、天下統一に奮闘する信長を影から支える優しい女性としています。気が強そうな沢尻エリカさんよりも、川口春奈さんの傷ついた男性を包み込んでくれるような物柔らかなイメージのほうが、帰蝶役として多くの国民に受け入れられるのではないでしょうか。これでますます来年の大河ドラマが楽しみになりました」

と語ります。

斎藤道三は“美濃のマムシ”と恐れられていたようですが、ミュージシャンで戦国評論家の奥村慎也さんは、

「一般的に知られているいわゆる『マムシの娘』としての帰蝶のイメージでは沢尻エリカはドンピシャの役です。しかし、元々帰蝶に関しての資料は少なく、どういう人物だったかというのは謎の多い人物、という事は今回の作品でオリジナルの帰蝶像を描くとすればキャラが完成している沢尻より川口春奈の方が面白いかもしれない。まぁ、結局は脚本家がストーリーをどう描きたいかによるんだろうけどね。俺としては同じ長崎出身として川口さんを応援したいぜ!」

とエールを送ります。

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