NHK大河ドラマ『麒麟がくる』 歴史専門家たちが語る「川口春奈が代役で大成功」する、これだけの理由

華やかさだけではない人物像

『光秀の言い分 明智光秀好きなので』(牧野出版)の著者の岳真也さん(日本文藝家協会理事)は、執筆にあたり、明智光秀関係の資料を多く検証なさったばかりです。

「あまり知られていないことだが、濃姫は斎藤道三と明智光秀の叔母・小見の方を両親とし、光秀の従妹といわれている。信長に劣らず、光秀も美形だったようで、濃姫もまた、相当な美人というイメージがある。性格などは不明だが、道三と小見の方の両方の血を受けついでいると考えると、芯は強くて、人当たりはやわらかく、しなやか……であればこそ、信長のような強烈な個性の持ち主と一緒にいられたのだろう。その濃姫の役柄として、沢尻エリカはバッと見、華やかだし、話題的には勝っているものの、ふさわしいとは思われない。その点、日本の最西端、長崎県五島生まれの川口春奈は『地味派手』とでもいおうか、ぴったりのような気が私にはする」

と語ります。

専門家3人とも、川口春奈がふさわしいとの回答、短期間での代役キャスティングは成功でしょうか。(文◎花苑スープ)

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