「女性が嫌がるとは考えられない」 匂いを嗅ぎ、精液をかけ続けた男・調理師専門学校生30歳の言い訳とは

「自分の性欲を満たすためにやりました」

「髪の毛の匂いを嗅ぐとやりたくなってしまいます」

「その時は興奮していたので、精液をかけると女性が嫌がるとか気持ち悪い思いをさせるとかは…考えられなかったです」

「女性が何をしたら嫌がるのか、それをしっかり考えていなかったからやってしまったのだと思います」

「盲目的になっていて、もし捕まったらとかそういうことを想像できませんでした」

「前は示談で済んだこともあったので、最悪お金を出せば許してくれるという考えも多少ありました」

何度も捕まり、服役まで経験した人間の言葉とはとても思えません。彼が言っている過去に行った「示談」ですが、この示談金を払ったのは父親です。父親は「大変な病気」で「もう長くない」そうです。それでも今回の裁判の弁護士費用を払ってくれています。

そして今回の裁判でも、過去に法廷で何度も口にしながら守られることのなかった誓いの言葉を話していました。

「出所後は病院に行って治療を受けます」

「もう二度と繰り返しません」

次の被害者を出さないためにもこの言葉が守られることを願っています。願ってはいますが…。

犯行時、彼は調理師免許取得を目指して専門学校に通っていました。

「おいしい料理で人に喜んでもらいたい」

という夢のためです。逮捕されたことで専門学校は辞めざるを得なくなりましたが、出所後は再び調理師を目指すそうです。

彼がどんな「人に喜びを与えられる人間」像を思い描いているのか、傍聴席で観ている限りでは全く想像もつきませんでした。(取材・文◎鈴木孔明)

 

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