「何が悪いの!?」 『24時間テレビ』ねつ造疑惑 暗躍した“有名コーディネータ”を直撃取材 他局へも波及する恐れ

昨年の文春による『世界の果てまでイッテQ!』の祭りねつ造問題については、2018年11月15日に日本テレビの大久保好男氏が会見で一連の騒動を謝罪するにいたり、同番組の祭り企画を当面休止することを発表した。そして2019年7月5日、BPO(放送倫理・番組向上機構)の放送倫理検証委員会は、実在しない祭りをでっちあげたとして「放送倫理違反があったと言わざるを得ない」との見解を発表した事は記憶に新しい。

ところが、今回の『24時間テレビ』でのねつ造疑惑も大きな騒動となる中で、日テレがこのコーディネーターと行ってきたやらせの疑惑は、さらに大きな問題をはらんでいる事がわかった。

そこには、タイ在住の有名コーディネーターX氏が存在し、現地ですべてのことを取り計らった。X氏は上述の通り、過去に多くの日本の番組をコーディネートしてきた人物であり、そのスキルや人脈には敬服するが、バラエティー番組と同じ「ノリ」で日テレの看板番組でありチャリティ番組である『24時間テレビ』で、感動ドキュメンタリーをやらせで作ってしまったのだろうか。

しかも、本サイトが報じてきた通り、この番組はタイの人々に十分に趣旨も伝わっておらず、金で集められた人々だった。それを日本の東日本大震災の慰霊として放送したのだから、タイの人々や文化、日本の被災者にも侮辱的なやらせであると言わざるをえないのではないか。

 

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