警視庁公安部が「コスプレ男子」を逮捕 職質から発覚した中国への“国家機密漏洩” ほとんどまともに取り上げない日本マスコミ

もし、Aの供述通りサバゲ―やコスプレ用のために購入したとしても、現実に証明書が出回っているという事実は看過しがたく、その背景を詳らかにする必要はある。なによりも、自衛隊組織がそれを欲するはずだ。

しかし、である。残念ながら公安部が持っていったとなると、この顛末は今後表にあらわれない可能性もある。公安の性質からして、表に出さないというのもあるが、場合によっては泳がせて様子を見ることもあり得るからだ。前述した通り、記者クラブはあてにならない。国民は闇のなか……だ。

いずれにしても、事件の背景などを考えれば些末な出来事で済ますことは許されない。もしだが、これが中国国内で起こったらどうなるか? 人民解放軍の身分証明書を偽装した日本人が無事で済むと思うほど、ナイーブな人はいないだろう。大手マスコミの意識と覚悟が試される案件とみていい。(文◎堂本清太)

 

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