中学生の頃から大麻を吸ってきた男(27)が手を出した理由が深刻だった 簡単に入手できるこの国で彼は絶つことが出来るのか?

――普通の人は痛みがあったらどうすると思いますか?

「病院に行くと思います」

――そういうことですよね。痛いからって大麻を使うのはダメなのはわかってますよね?

「わかってます。捕まったらまた刑務所に行くことになるのもわかってました」

――なんで大麻がダメなのかはわかりますか?

「こうやって捕まって、周りを悲しませるのが一番ダメだと思います。何で大麻がダメなのかは…正直わかりません」

――反社会的組織の資金源になったりとか、大麻を使用することでいろいろルーズになったりとかあるでしょ? 大麻代のために犯罪起こすような人がいるのもわかりますよね? 社会に拡がらない方がいいってわかるよね?

「…はい」

――じゃあ、もしあなたの母親が大麻を吸ってたらどうしますか?

「やめさせると思います。自分はともかく、大事な人には使ってほしくないです」

 

違法薬物に関する事件は後を絶ちません。有名な人が違法薬物に手を染めて大きなニュースになることも頻繁にあります。最近では日大ラグビー部の部員が大麻を所持していたとして逮捕されたことが大きく報じられていました。

一方で、医療目的であれば大麻の使用は解禁した方がいいという意見もあります。また、嗜好目的も含めての解禁を求める声もあります。

解禁はせずとも、大麻使用者に対しては刑罰を科すのではなく治療をするべきだという人もいます。