池袋の事故から1年 母子を轢き殺した加害者を「違う世界の悪人」とする違和感 あなたがいつ加害者側になるのかは分からない
いつ自分が加害者になるか分からない
どこかに、あの事故から「自分も加害者のような振る舞いをしてしまう人間かもしれないから、そうならないように、一層自分を見つめて生きてみよう」という声が見えれば、違和感はなくなるかもしれませんが、今のところ、ありません。
決して、あの加害者に甘い言葉をかけろというわけではありません。
だけど「自分とは別世界の人」として「悪人」として処理するのが、とても気持ち悪いのです。
悪人が悪いことをするわけではありません。人はあらゆる縁で、瞬間的に悪事を働くこともあるし、良いことをする場合だってあります。
とにかく「いつ自分が被害者に、そして加害者になるかわからない」ということを感じて生きていかなくてはいけません。特に「加害者に」は意識できないので「敢えて」意識しないといけないと感じるのです。(文◎Mr.tsubaking)
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