開きっぱなしの死んだ橋 羽田空港そばに佇む「決して密にならない」珍スポットとは? この風景を眺められるのも今のうち?
来訪にオススメの時間帯は夜明けの時刻。死んだ橋の向こうにオレンジ色の朝日が昇ってゆく景色は、時間を忘れて眺めてしまいます。遠くの対岸には羽田空港が見え、朝日に照らされ並ぶ飛行機も鋼鉄のボディをキラキラと無骨に輝かせます。
場所は羽田モノレールの昭和島を降りて少し歩きます。羽田空港利用者が目もくれない、昭和島駅は人も多くありません。また、珍スポットといっても店主などがいるお店などと違い、公共の建築物なので受付の人などもおらずほとんど人に会うことはありません。
開きっぱなしで死んでしまったように見える羽田可動橋は、首都高速道路株式会社の担当者によれば、撤去費用と今後の利用可能性を考えて解体しないままにしているとのこと。もしかすると、近い将来にこの羽田可動橋が数十年ぶりに動いて、連結される日がくるのかもしれません。
ただし、アクアラインや湾岸線の開通によって、渋滞は解消されているため、東京オリンピック時にも渋滞が発生しなければ、おそらく解体されることになるでしょう。
いずれにしても、水鳥の巨大な止まり木となって、ディストピア感を漂わせるこの風景が見られるのも、そう長くないと思われます。
まだ人混みは気がひけるこの時期にもマッチしますし、誰にも邪魔されずこの風景の中に身を置けるのも魅力的です。(Mr.tsubaking連載 『どうした!?ウォーカー』 第59回)
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