開きっぱなしの死んだ橋 羽田空港そばに佇む「決して密にならない」珍スポットとは? この風景を眺められるのも今のうち?

 

東京都大田区、大森第一中学校の裏側にそれはあります。途中で途切れた橋。他ではなかなか見られない風景に、ゾクゾクすることができます。

こちらは「羽田可動橋」と呼ばれる橋で、海老取川が東京湾に流れ込む河口付近にかかっています。橋の下を高さのある船が通るために可動式になっていますが、可動式になっている橋といえば、跳ね上げ式のものが多い中で、空港が近いために跳ね上げによって高さが出てしまう可動橋は作れず、日本でも珍しい旋回式の可動橋になりました。

羽田トンネルの慢性的な渋滞解消を目的につくられた首都高速羽田線の道路で、1990年に使用が開始されましたが、湾岸線ができたことで交通量が減り1998年に使用が打ち切られています。しかし何故か解体されることなく、それから22年。開きっぱなしの「死んでる橋」が、そこにただ存在しているのです。

 

 

眺めていると、自分がその先端に立つことを想像して、高所に立った時の股のあたりがザワザワするあの感じに襲われます。

 

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