「彼らにとってはパリ五輪が本番なんです」 IOCが来年の“東京開催”に執着する理由 “無観客”なら900億円の損失

「900億円の入場料収入は、すべて日本側に入る契約になっています。これがすべて消えても、IOCに損はないわけです。無観客ならかえって、テレビの放映権料の価値は上がります。IOCにとっては、得るところが大きい。

仮に大会を中止したり、再延期を打ち出したりすれば、ただでさえ疲弊したスポンサーが離れてしまう。それこそ、IOCにとっては絶対に容認できない事態なのです」

さらにこの関係者は、IOCがこだわるタイムスケジュールについてもこう説明します。

「東京の次、2024年にはパリでの五輪開催が決定しています。パリでの開催は、ちょうど100年ぶりになります。よく知られた事実ですが、IOCというのはもともと欧州貴族の集まりで、今でもメンバーには貴族や王族が多い。彼らにとっては2024年のパリこそが『本番』であって、その予定を狂わされたくないのです」

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