これぞ泥試合 富山県知事選が凄まじい事になっている 「他県の人に知られたら恥ずかしい」(有権者)
「ただね、石井さんの実績は素晴らしい。県民の支持率は約80%と高いし、富山県の財政赤字400億円を解消したり、北陸新幹線の富山県の財政負担を減らしたりしてきた。地方行政・財政のプロであり全国知事会でも一目置かれている存在だよ。ただ、会見で県民を安心させたり、夢を持たせたりはしていなかった。情報発信力はあまりないからこそ、今回新田さんが派手に見えるんだろうね。本当に優秀な官僚だよ。県知事の実務をやらせれば全国トップクラスの能力の持ち主だ」
まさに「官僚vs財界人」といった形の争いになっているが、富山の地元メディア関係者は、なりふり構わない新田氏の選挙手法に呆れる。このメディア関係者のコメントは後に紹介するが、まずは富山県議の瀬川侑希氏が10月14日に執筆したブログからその概要を抜粋しよう。
「選挙運動は本来、自由無制限に行われるのが理想ですが、これを無制限にすると、お金のある人ほど物量に頼ることができ、選挙を有利に進めることができます。『誰でも立候補できる』『お金のあるなしに関わらず、平等な選挙』が選挙の基本理念。それを実現するために、選挙運動の費用、自動車、拡声機、ポスター、ビラなどの制限があります。例えば、顔写真の入ったポスターは公平に県内2,355ヶ所のポスター掲示場でしか掲出できません。現在富山県では県知事選挙が行われていますが、
・名前こそないが、シルエットのあるチラシ、ポスター
・顔写真の入った旗
が非常に目につきます。みなさんも見たことはありませんでしょうか? 目につくということは、相当のお金をかけて相当の物量が展開されているのでしょう。これらは公職選挙法に規定はありません。いわばグレーゾーンと言えるかもしれません。しかし、法の理念に照らし合わせると、グレーゾーンだからOKという解釈になりますでしょうか?」
この瀬川氏の問題提起に、県内メディア関係者はこう呆れる。
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