これぞ泥試合 富山県知事選が凄まじい事になっている 「他県の人に知られたら恥ずかしい」(有権者)

「なんでこんな血なまぐさい選挙になってしまったんでしょうか。公職選挙法違反すれすれのことをやる選挙なんて前代未聞ですよ。新田氏のお金の使い方が半端ない。田舎の県知事選なんて普通、3~4千万円を使う程度だが、新田氏は私の見立てでは3億円ぐらい使っているのではないか。やっている手法が、都知事選で某政党がやっていたような選挙。相手への誹謗中傷とお金を使って公職選挙法違反すれすれ。

しかも、瀬川議員が紹介した件以外でも“政談演説会”の告知名目だとポスターを張ってもいい、という抜け穴を使い、自分とお姉さんである高橋はるみ氏の顔がついた幟と、自分と森市長の幟を県内に相当数立てた。新田氏は孫も選挙活動に活用してるけど、18才以下の子供を選挙に参加させるのも立派な公職選挙法違反ですよね。

さらにはシルエットとメガネのついた、顔写真ではないが、候補者を類推できるようなポスターを作ったり、本来街宣車は1台しか使ってはダメなのに、『ワンチームとやま号』と名付けた別の街宣車も作って街宣をしている。これを現職市長と現職参議院議員もやってきて毎日やっている。こんなことを他県の方々に知られたら恥ずかしいですよ……」

しかしながら、選挙というものは本来血みどろの戦いなわけで、前出・新田氏の支持者は「勝つためなら手段は問わない。新田さんが勝つことで富山は良くなる」と意気軒高で、瀬川議員の問題提起や職員の嘆きを一蹴した。一方、「民間のあたりまえを県政に、というのが新田氏のキャッチコピーだが、まさに“資本のあるものが勝つ”ことで“民間のあたりまえ”を県民に見せつけているよう。こんな人が、コロナ危機で生活が苦しい中小企業や家族のことを理解してくれるのだろうか」との県民の声も存在する。とにかくハチャメチャな選挙戦が富山で展開されているのだ。(文・写真◎編集部)

あわせて読む:BSEと新型コロナ騒動の共通点 メディアは過度に報じている「悲観論を述べて責任回避する人間にはなりたくない」|中川淳一郎 | TABLO