『cakes炎上騒動』は起こるべくして起きた 「経験ある編集者不在」が懸念材料の“ネット媒体”

浅野さんは、友人の自死をテーマにした文章をcakesにて連載する予定だったそうですが、

立て続けに起きたこの2つの炎上により、運営側から「自死というセンシティブな内容を扱っているから掲載できない」という判断を突きつけられてしまったといいます。

この結果に至るまでには、担当編集からの、

『これ、フィクションってことにしませんか。そしたらほぼ書き直さずに載せられます』

といった言葉や、編集長からの、

『掲載できないのは炎上のせいではありません。内容に問題があったのです』

『この連載を掲載して生じるリスクについて、あさのさんはどうお考えですか』

『繰り返し強調しますが、炎上のせいではありませんので』

といった言葉があり、すっかり消耗しきってしまったとのこと。

関連記事:なぜ? 写真家・幡野広志、DV被害者の悩み相談を嘘と切り捨てる 「Yahoo知恵袋のクソ回答みたい」と非難集中 | TABLO

最終的にcakes側が『炎上が原因で、あなたに非はありません』と認めたものの、『cakesは未熟で、センシティブな内容を取り扱えるほど成熟しておりません。ですからやはり、この原稿は載せられません』と連載の予定は消滅してしまったといいます。

浅野さんは『フィクションってことにしましょうと提案された日から、一度も通して朝まで寝ることができないまま、答えが見つからないモヤモヤを、私は今も、抱え続けています』と悲痛な胸の内を明かしていました。