LGBT批判の自民党・杉田水脈議員の人権意識ゼロの記事を改めて分析してみた

「そもそも日本には、同性愛の人たちに対して『非国民だ!』という風潮はありません」
→「非国民だ!」という戦時中みたいな非難の仕方を聞いた事がないです。彼女が仮定した非難者は「日本人じゃない」と言っている訳ですが、「同性愛の人は日本人じゃない」論、意味不明です。

「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるでしょうか」
→LGBTのカップルの人たちは、むしろ税金を払っているのでは?

それから「彼ら、彼女らは子供を作らない。つまり「生産性」がないのです。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか」に続きます。

子供を産む事を「生産」と表現するこの政治家の人権(という言葉はあまり好きではありませんが)意識にはぞっとします。とてもタメ歳とは思えません。同世代を生きてきた人間として、どういう教育を受けてきたのでしょうか。

以下、中高生の性意識の芽生えについて書かれていきます。女子高で同級生を好きになる事は多々ある、としながら、
「『自分が認識した性』に合った制服を着るのはいいこと」として報道されています。ではトイレはどうなるのでしょうか」。それから「自分の好きな性別のトイレに誰もが入れるようになったら大混乱です」と続きます。「大混乱」にはならないと思いますし、なぜかトイレにこだわりを見せる杉田議員の謎。

「多様性を受け入れて、様々な性的指向も認めよということになると、同性婚の容認だけにとどまらず、例えば兄弟婚を認めろ、親子婚を認めろ、それどころかペット婚や機械と結婚させろという声も出てくるかも知れません」と煽る煽る。

まず、近親婚について。これは民法に定められています。法に従ってくださいと言えばよいでしょう。
それと「機械と結婚させろ」と似たようなものに「探偵ナイトスクープ」では「マネキンと結婚したい」という女性がいましたが、「しょうがないな」という番組内の雰囲気でした。僕もその気持ちは全くわかりません。が、それは趣味の問題です。