女児の遺体を山に埋めた、ある刑事たちの犯罪…映画『殺人の追憶』事件の”番外編”|李策

韓国メディアが当時の警察関係者らを取材してたどり着いた結論は、捜査を担当した刑事たちが、遺体を山林のどこかに埋めてしまった、というものだ。

ヒョンジョンちゃんの捜査に直接加わらなかったある刑事は、メディアの取材に「当然、(連続殺人と)同一犯によるものだと考えましたが、事件化するのが嫌だったのでしょう。何故なら捜査があまりにも苦しかったから」と、当時の状況を語っている。

つまり、遺体がヒョンジョンちゃんのものだと確認されれば、捜査すべき殺人事件が増えてしまう。犯人を捕まえられない現場に対するプレッシャーが増し続ける中、その苦しみから逃れるために遺体を隠したというのだ。

「濡れ衣」と同じチーム

しかし「苦しいから」というだけで、こんな乱暴なことができるだろうか。