世界唯一!? 名曲喫茶ならぬ『名曲床屋』で、身だしなみ整えてきた|Mr.tsubaking

 存在さえ思い出すことのなかったこのタイプのシャンプー台。窮屈で不細工な前かがみのポージングでシャンプーされるのも、ノスタルジーが刺激されます。

シャンプーが終わり「次は何を聴きます?」の質問。ビートルズ全盛の頃、日本ではグループサウンズが流行ったという話題になり、カーナビーツをリクエストしたのですが、CDでしかお持ちでないとのことで、カーナビーツがカバーしたゾンビーズが流れてきました。

いったんマッサージを挟んで次のステップへと行きたいところでしたが、ゾンビーズがSP盤(シングル)だったので、店主はレコードの入れ替えに。一人で切り盛りなさっているのでSP盤をかけると、床屋としての仕事が度々中断してしまうのはご愛嬌。

グループサウンズの流れでワイルドワンズが流れてきました(今度はLP盤なので安心)。そして、美容室ではできない「顔そり」が始まります。座席が倒され仰向けになった顔に、少し熱めの蒸しタオルがかぶせられます。これが気持ちいいのなんの。