好感度抜群アイドルグループ
Rain Tree 綾瀬ことり&新野楓果 「強く、優しく、自分らしく」
アイドルグループは通常、もともとは赤の他人だった人たちを組み合わせるというものです。それから、だんだんとチームワークが出来上がっていきます。
業界で「元々仲が良い」と評判のアイドルグループが誕生しました。秋元康総合プロデュースRain Tree。彼女たち17人は一度、セレクションに漏れています。しかし、ファイナリストとして言ってみれば「アイドル(仮)」として活動。そして2025年1月、とうとうメジャーデビュー。つまり一度17人は「落選」というマイナスからのスタートをしたという、苦難を共にした経験があります。そこで結束力が生まれていきました。
2025年1月にデビューしたばかりですが、早くも3rdシングル『好きだよとどっちが先に言うのか?』が10月29日に配信。2026年2月1日にはワンマンライブを控えています。このグループは17人の中からメインメンバーを選ぶ選抜制にしています。
そのメインメンバーの中から2人、綾瀬ことりさんと新野楓果さんに、話を聞くことにしました。
●「青春時代にこの曲と出会いたかったです」(綾瀬ことり)
――前回のインタビューは覚えていますか?
新野楓果さん(以下、新野さん) はい、もちろん。
――2024年11月ですね。
新野さん えええっ。そんな前ですか?
綾瀬ことりさん(以下、綾瀬さん) えー、1年前!?
『Rain Tree』ニイ、タマ、イチの強い決意 「宣言します。絶対に売れてみせます」 1stシングル・セレクション直前インタビュー | TABLO
――新曲『好きだよとどっちが先に言うのか?』、10回ぐらい聴きました。
綾瀬さん (小さくパチパチしながら)ありがとうございます!
――この曲を初めて聴いたときの感想を教えてください。
綾瀬さん 秋元康先生の楽曲がすごく好きで、その中でもピアノのイントロから始まる楽曲が好きなんです。だから、曲が届いたときは「この曲好き!」っていうのが第一印象です。聴いていくうちに、青春時代にこの曲に出会いたいと思える、可愛いらしい青春ラブソングでとても嬉しかったです!
――新野さんはいかがですか?
新野さん 私は「Rain Treeっぽい」って思いました。3枚目の楽曲を出して、Rain Treeの系統が曲を聴いて分かるようになってきたと思うんです。イントロもさわやかな感じで、曲調も可愛いすぎず壮大な感じがRain Treeっぽいと思いました。歌詞もすごく分かりやすくて、お互い好きなのにどっちが先に言うのか。「まだ言えないっ」みたいな初々しい感じがピュアで、今回も可愛いらしいキュンキュンするような楽曲を頂けたと思いました。
――メロディは秋の空みたいなさわやかな感じになっていて、歌詞はストーリーっぽくなっています。好きなパートとか印象に残った歌詞があったら教えてください。
綾瀬さん めちゃくちゃあります!
――ぜひぜひ、教えてください。
新野さん フフフフ。
綾瀬さん この曲を聴いたとき歌いたかったパートがあって、【僕の悪あがきだ】っていうパートがすごく可愛いなと思いました。私が想像しているこの歌詞の子たちは高校生ぐらいなのですが、その子が【僕の悪あがきだ】って考えているのが可愛らしく、ワードが可愛いなと、印象に残りました。他にもいいなって思った歌詞があって、【会話の途中 不自然なくらい 間が空いてしまうよね】っていう部分が印象に残りました。恋している時ってお互い緊張しちゃうから「話さなきゃ!」みたいな間が空くと思うんですけど、それが歌詞になって可愛く表れているのが素敵だなと思って、そこが個人的に好きなパートです。
――ちょっとキュンとくるような。
綾瀬さん キュンときます(笑)。
新野さん 私も好きな歌詞はたくさんあるんですけど、特に2番の【角を一つ遠回りして 少しでも一緒にいたいとアスファルトの隅を回る 枯葉に似ている】っていうところが、最初に聴いたときは「どういうことだ?」って思ったんですけど、考察をしていくなかで、「風が吹いて枯葉が道路の脇に集まっていて、そこの部分を歩く。だからトラックでいったら内側を走っちゃうと近いけど外側を走ったらちょっとだけ遠くなるみたいな。そのちょっとだけでも一緒にいたい」っていうのが可愛いと思いましたね。
綾瀬さん 可愛いー(笑)。