好感度抜群アイドルグループ
Rain Tree 綾瀬ことり&新野楓果 「強く、優しく、自分らしく」
●「不安な時期を一緒に過ごしたのは大きいと思います」(綾瀬ことり)
――このインタビューも17人の結束力がファンの方に伝われば良いと思っているんですけど、そういう所って一度落選してFINALISTに。そこからRain Treeになって。というプロセスを経たのが大きいと思いますか?
綾瀬さん 大きいと思います。1回、皆で辛い思いとか、落ちたのもそうですし、セレクション制度もあるからこそ、楽しい事だけじゃなくて苦しい思いや辛い思いとか、デビュー出来るか分からない不安な時間を一緒に過ごしたからこそ、仲良いのかなって思います。
――FINALIST時代っていつデビューできるかっていう不安はありました?
新野さん めちゃくちゃありましたね(しみじみと)。
――どんな心境でした?
新野さん 私は仕事を辞めてこの場所に賭けたので、もう戻る所がない。ここでデビュー出来ないで何年も過ごすのは厳しいなと考えていました。将来のことを考えると本当にここでデビュー出来る日が来るのかな?と思っていました。毎日、いつデビューなんだろうという不安はありました。
綾瀬さん 私もいつデビュー出来るのかなと期待していたんですけど、思うようにいかなくて、そのたびに落ち込んでいました。私は地方出身で東京に出てきたのですが、親にも心配をかけていますし、地元の友達が就職活動とか受験をしている状況を見るたびに、自分はこのままで大丈夫かなって不安でした。自分の先が怖すぎて、安心したくてアイドルグループに所属したのに結局不安になってしまって。本当に怖かったです。やめたくないけど続けるのは厳しいかなと思っていて、ずっと不安はつきまとっていました。
――じゃあRain Treeとして発表されたときはどんな気持ちでした?
綾瀬さん 嬉しかったです。その直前まで、「もしかしてデビュー発表があるんじゃないの?」とみんなでワクワクしていました。初めて制服を作って頂いた日に、「最後みんなにお話があるから」って言われて、デビュー来た!と思ってワクワクして待っていたんですよ。
新野さん うん、思っていたよね。
綾瀬さん そしたらたくさんの大人が入ってきて、キター!と思ったのですが、デビューではなかったんですよ。嬉しいお知らせではあったんですけど。そのときはこれはデビュー出来ないのかもしれない、また1年とかこの活動がこのまま続くのかもしれない、とか思って落ち込んでいたので、デビュー発表されて嬉しかったです。
新野さん 台本に書いてなかったしね。
綾瀬さん フェイクの台本渡されたんですよ! だから違うかもしれないからあんまり期待しないでおこう、でももしかしたらそうかもね、みたいな感じで行ったら発表があったので、本当に嬉しかったし、安心したし、感情が爆発しました。
――皆さん泣いていましたもんね。
新野さん 「やっとだ」っていう気持ちが一番最初にありました。本当にデビューする日をずっと待ちわびていたので。私たちの中では「デビューかな?」と思ったタイミングはあったのですが、中々出来ないことが続いていたので、やっと本当に本当にデビューするんだと実感できました。オーディションに落ちた日からずっと応援してくださっている方や、家族、友達も皆、いつデビューできるかなって楽しみに待っていてくれたので、そういった方たちにやっとデビューの報告ができて、すごく嬉しかったです。
――ただ、その日にメインメンバーがさらにセレクションされるっていうシステムが発表されましたが、慣れました?
綾瀬さん セレクション自体に慣れなくて、セレクションがあるっていうだけで気持ちが重くなる部分はありました。この3rdに向けてのセレクションはフリーライブが審査基準だったので、個人戦という感じはなく、あまりセレクションのことは考えず、頑張っていたので、今までのなかでは一番、心が大丈夫ではありました。
新野さん 私も慣れてはいないですけど、前に比べたら気持ちが上を向けるというか、ネガティブになりすぎなくなったというのはありました。1stのときはセレクション・審査っていうだけで、何でみんなで歌えないんだろうって思ったり(苦笑)。
綾瀬さん ホントに!















