マウスの細胞を酸性の溶液に浸し特殊な刺激を与えることにより、細胞の初期化を招き「万能細胞」へと変化するとした小保方晴子氏のSTAP細胞論文。世紀の発見と称えられたが一転、論文に不備が発覚すると、あれよあれよとその信頼は地に落ち、4月1日には「捏造である」との最終報告が理研からも発表されてしまった。
この理研発表を受けた小保方氏は代理人を通じ、「驚きと憤りの気持ちでいっぱい」と反論。さらに週明けには、待望の記者会見を開く予定もあるとしている。
このSTAP小保方騒動は異次元の方向にも派生しており、Twitter上には複数の成りすましが発生。さらにヤフー知恵袋やクックパッドには新たなSTAP細胞レシピ、ニコニコ動画には小保方さん応援歌まで登場した。また、mixiの小保方晴子ファンコミュニティには「CR小保方晴子」企画などが投稿されるなど、異常な盛り上がりを見せている。
それらはどれもネタ的要素がふんだんに盛り込まれており、一例を上げるだけでも次のような秀逸問答が繰り広げられている。
【ヤフー知恵袋にて】
『STAP細胞の作り方を至急教えてください!!』
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「細胞の通り道である陰茎を、良く締まった膣の中で前後させると、万能細胞の素が、放出されます。万能かどうかを検証するために、一年近く培養した結果、ヒトの全ての臓器、神経、脳までも培養に成功しました。」
また、同時期に話題を集めた、偽ベートーベンこと佐村河内守氏との繋がりを持たせる内容も多く、STAP細胞で「脳神経細胞の数を増やすことは可能ですか? 頭良くなるんですか?」との質問に対し、「すいません、手話でやってもらえますか? 耳が聞こえないんです......」との回答が寄せられているケースや、クックパッドのSTAP細胞風オレンジ寒天レシピに対する成功例報告には、「また光もらっちゃったね。元気でるよ。ありがとう。」とのアンサーがあった。
▲ちなみにSTAP細胞風オレンジ寒天のレシピ公開者は、佐村河内守風カキフライのレシピも公開している。
そして一風変わった反応を見せたのは、エル・カンターレ大川隆法総裁が率いる「幸福の科学」だ。彼らはSTAP細胞の仕組み解明が霊界科学に繋がるのではと期待を寄せているようだ。
▲幸福の科学もSTAP細胞騒動に対して異例のメッセージを発表。
これらの珍騒動は小保方晴子氏の反論記者会見が実施された場合、さらなる細胞分裂を見せる可能性が高い。新たなネタ投入を待ち切れないネットユーザーは多いようだ。
Written by ニポポ
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