小保方晴子氏を復活させた瀬戸内寂聴さんになぜか「僧侶にあるまじき行為!」と非難の声

2018年04月05日 小保方晴子 瀬戸内寂聴 炎上 非難

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 夫の教え子と不倫の炎をたぎらせ、夫だけでなく当時3歳の長女を残して逐電するも、「生きることは愛すること」を信条に、本能の赴くままに数奇な運命を辿る瀬戸内寂聴さん(俗名:晴美)。
 1987年には天台寺の住職に就任。現在は尼僧として知られているが、自身の感情表現を活かす小説家としても多くの作品を執筆しています。

 2008年にはケータイ小説へのいち早い参入、反政府デモ隊への参加、説法会を「フェス」と呼ぶなどその斬新で型破りな生き方は95歳の今なお衰えていない訳です。

 そんな寂聴氏を取り上げた「人生が変わる1分間の深イイ話」(日本テレビ系)の内容から炎上騒動が勃発することに。
 
 寂聴氏の出演部分では昼間から「のどが渇いたらビール」とビールを常飲する姿が放映され、他にも度の強いワインなどの高級酒が頻繁に登場。それだけでなくスタッフにも飲むように勧めるなど、撮影現場は宴会の様相になります。
 さらに、高級霜降り肉を秘書の女性に焼かせては「どうしてケチケチするの?」とまくしたてるシーンも放送。
 この生き様がイメージされる僧侶とかけ離れたものであったため、「煩悩」や「あるまじき行為」といった言葉が用いられる形で非難が集中することになってしまいました。


 しかし、ここで我々が少し立ち止まって冷静にならなければならない点は、そもそも「僧侶はこうあるべき」というイメージに固執しすぎているのではないかという点です。
 もちろん現状の飽食な社会でそのようなイメージ通りに生きている僧侶や聖職者は一握りもいません。
 さらに破天荒人生を送る姿が魅力でもあり、信条でもある寂聴氏ともなれば、型にはまれという方が酷なのでしょう。

 見て、聞いて、自分のイメージという型にはまっていないものに怒声を浴びせる。こちらもこちらで「あるまじき行為」と呼べるのではないでしょうか。(文◎編集部)

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