4月16日の高円寺駅前。(ツイッターより)
何でこの人を、またよりによって高円寺という、どちらかというとリベラル層が強い地域(杉並区がという意味ではありません)に呼んでしまったのか。松浦たけあき杉並区議立候補者。4月16日の高円寺駅前は大混乱だったもようです。ツイッター上では「会いに行ける杉田水脈」が一時トレンド上位に。松浦候補が応援に呼んだのは数々の問題発言(差別と言ってよいでしょう)をしてきた杉田水脈参院議員でした。
高円寺駅前は杉田水脈議員に対する抗議する人でごった返していたようです。「帰れ」コールで松浦候補の存在はかき消され、警察が大量導入され、結局応援でなく混乱を招いただけのように見えます。「帰れコール」をするであろう人を呼んだことに、この候補の想像力の無さが見受けられます。
杉田議員に抗議した人に「全文読みましたか?」と議員は返していましたが、本サイトは当然自費で「新潮45」を購入し、全文読んでいます。あれはダメです。論文にもなっていませんがLGBTの差別だけでなく、元々「何か」を差別している人なのだろうなとは感づきます。
関連記事:LGBT批判の自民党・杉田水脈議員の人権意識ゼロの記事を改めて分析してみた | TABLO
『LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるでしょうか」「彼ら、彼女らは子供を作らない。つまり「生産性」がないのです。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか」と記しています。
こう書くと「切り取り」と「レッテル貼り」をされるかも知れませんが、全文読んだうえで、問題個所を「取り上げる」とこうなります。
また伊藤詩織さんと山口敬之氏の性的暴行問題については「はすみとしこ」という青林堂からいくつか本出している人が描いた「枕営業大失敗」というつまらないイラストに、千葉麗子さんと一緒にけたたましい笑い声ではしゃいでいる姿を見て、おぞましいと感じた人もいたでしょう。
ちなみに、はすみとしこさんの「そうだ難民しよう!」(青林堂ビジュアル)の本の帯が「ニセ日本人」から始まり最後は「ぱよぱよちーん」。子供の悪口か、と思わせるほど語彙感覚が乏しいものです(というか『ぱよぱよちーん』の意味って何ですか?)。
もちろん松浦候補が誰を応援に呼んでも構わない訳ですが、杉田水脈議員の過去の発言などを聞いて、応援に呼んだのだとしたら、大体その人となりや思想信条については想像がつくものです。
応援に誰を呼ぶかは、重要です。
最近は国会議員なのに「身体から金粉が出」たり「モーゼと間違えられた」と言ってしまう議員もいます。松浦候補は自業自得だとは言え、言葉が命である政治家の差別・トンでも発言を本サイトはこれからも注視していきます。(文◎久田将義)