フィリピン児童買春校長の異常ぶりを簡単な算数で検証してみる

2015年04月23日 フィリピン児童買春校長 検証

  • LINEで送る
  • ブックマークする
  • シェアする

takashimayuhei.jpg

 横浜市の中学校の元校長が、フィリピンで13~14歳とみられる少女を買春し児童ポルノ法違反の容疑で逮捕された。容疑者は容疑を認めており、自宅からはアルバム400冊、通し番号の付いた被写体がのべ12,000人以上という、膨大な量の "思い出" が発見された。警察の調べでは、容疑者は27年前に教員として2年間フィリピンに赴任して以降、度々渡航しては買春記録を伸ばし続けていたようだ。

 さて、この容疑者の買春対象は非常に興味深い。 こうしたニュースを聞くと「またロリコンか」といった印象を抱くだろうし、TV報道などもそうした論調なのだが、逮捕の直接のキッカケが少女だったというだけで、実際はローティーンの女の子から70歳代の老婆まで、穴があれば何でもありな状態だったようだ。

 よって、ロリコンがどうのの問題ではなく、日本人が目を背けてはいけない "やらかし時代の遊び" を止められなかった愚か者がいたというだけの話である。これまでの二次元批判などの論調を元にするならば、今現在ロリコンだのオタクだのと迫害を受けている連中よりも、この世代の日本人の方がよほど醜く病んでいると断言してもよかろう。こうしたニュースを目にする度に思うが、なぜ "オタク" や "アニメ好き" といった趣味に対する差別ばかりがまかり通り、"1950年以前の生まれ" といった世代差別が定着しないのか不思議でならない。

 それはともかく、この容疑者の性豪ぶりを数字から検証してみよう。27年間で12,000人というと、ざっくり計算しても1日1.2人を買い続けないと達成できない数字になる。(365日×27=9,855日 12,000人÷9,855日=約1.21人)

 だが、それはこの容疑者が「27年間ひとりでフィリピンに住み続けた」 といった前提があっての計算なので、年の内の何日か訪れていただけという話であれば、さらに驚異的な売れっ子AV男優もビックリな数字となってしまう。1人につき1回ずつ射精していたとは考え難いので、一度に3人買って、全員を楽しんだ末に1人に対して射精するといった、複数人プレイを好んで繰り返していたのではなかろうか。警察は1日10人程度を相手にしていたのではないかと発表しているので、すべてがシングルマッチではなく、1対複数のハンデキャップマッチを得意としていたファイターに違いない。言うなれば "夜の世界のアンドレ・ザ・ジャイアント" である。

 さらに不思議に思うのが、今はフィリピン・タイ・韓国といった "現在60歳前後の日本人男性が8~90年代にバブルマネーで買春ツアーをしまくっていた時期に定番とされていた国々" は、どこも法律が厳しくなり、また有名な観光地を中心に相場が跳ね上がっている。よって、日本で女性を買う場合とリスクも金額も変わらなくなっているのだ。

 特にフィリピンなどは売春に関する法律の厳しさを悪用し、金を持っている外国人男性に対して、嬢も調達用のバーもモーテルもタクシー運転手も、全員がグルになって "仕掛けて" 来たりもする。アジアのアングラ事情に詳しい知人によれば、フィリピンは未成年者との売買春が違法(最悪終身刑) とされており、自分の部屋に未成年者を入れたとか、一緒にタクシーに乗っただけでも逮捕される危険があるとか。というのも、嬢とタクシー運転手とモーテルが結託して、警察に「○日の○時にあの男をタクシーに乗せてモーテルに行った」「○日の○時頃に、確かに少女と男がウチの部屋に入った」と証言してしまうのだそうだ。 挙句に警察官までグルになっているケースも多く、これでは狙われたら助かる見込みがないため、相手の言い値を払って逃げる以外に選択肢はないだろう。

 仮に無事に正規の金額を支払って事に及んだとしても、マニラ近郊やセブ島辺りの嬢は安くても5,000ペソ程度。フィリピンペソをざっくりと2.5円で計算すると最安値が7,500円という金額になる。しかもゴーゴーバーなどで嬢を物色するならば、店での飲食費や指名料、それとお持ち帰り料金とで10,000ペソ程度はかかってしまう。1回の買春に25,000円もかかるのであれば、もはや日本国内で吉原にでも行った方が安全だし、嬢の質も保証できる。

 ただ、今回の容疑者は教員として赴任していたほどなので、その辺りは現地人にしか知り得ないテクニックで安上がりに済ませ、1回の買春を4,000ペソ(約1万円) 程度に抑えていたと仮定しよう。それでも12,000人×1万円だと27年間で1億2千万円もの金額をフィリピンに落としていた計算になる。この金額だけ聞くと非現実的な金額に思えるかもしれないが、なんせ27年間の思い出である。年間に直すと450万円(月37万5千円) ほどを27年間使い続ければ達成できる数字なので、いくらか現実的な話になるだろう。容疑者が仮に公立中学校の校長だったとしたら、年収は手取りで700万~1,000万円程度はあっただろうから、日本では年収400万円程度の生活をし、残った金をすべてフィリピンへの渡航費用と買春にあてれば、充分に実現可能であると言えてしまう。ただし、これは他のすべてを犠牲にすればの話なので、容疑者の相手をした女性がすべて売春婦だったとは言い切れない。 むしろ、そうではない女性も大勢含まれていたはずである。

 この容疑者についてどうしても気にかかる点は、上で挙げたようなリスクのある国なのに、なぜ27年間も続けられたのかという一点だ。というのも、身にかかる危険の殆どを回避し続けないと達成できないギリギリの数字なので、一度でも酷い目にあって事件化でもされていたら、その後が続かず、ここまでの数字にはならなかったはずなのだ。 であれば、地雷を踏むことなく27年間サバイヴして来たとしか考えられない。ならば現地にそれなりの協力者がいたのではないだろうか。間違っても同情する訳ではないが、もしかすると教員としてある程度の信頼があり、現地の人々から感謝されていた人物だという一面すらあったのかもしれない。

 27年間で12,000人という数字を元に妄想してみたが、余罪で横領の話などが出て来ない限り、現地に格安で女性を手配してくれる知人がいたと考えない限り理解できない案件である。 ほとぼりが冷めたらこの辺りのノウハウを本にまとめ、アングラルートで売ってみてはいかがだろうか。

Written by 荒井禎雄

  • LINEで送る
  • ブックマークする
  • シェアする

多発する少女買春―子どもを買う男たち

買いすぎにもほどがある。

amazon_associate_logo.jpg

TABLO トップ > 社会・事件 > フィリピン児童買春校長の異常ぶりを簡単な算数で検証してみる
ページトップへ
スマートフォン用ページを表示する