高級だとされていたクレジットカード・ダイナースの記事(雑誌「ゲーテ」(幻冬舎)WEB版)が話題になりました。
そのあまりにもスノッブぶりに「逆にダイナースのマイナスイメージ」というネットの声が多くありましたが、記事内容が「これは高級なギャグでは」と思うほど笑いを禁じ得ないので、スクショを撮っておきました。
美人秘書三人での座談会という体を取っています。銀座のクラブに見えない事もありませんが、彼女たちは罪がないのでスルーしておきます。
抜粋しますが、もしかして秘書の女性がガチで一般の人だと申し訳ないのでアルファベットにしておきます。
Мさん「この間、食事に行ったんですけど男性が支払いの時に黒くてキラキラのカードを出して、『このカードはね......』って自慢を始めたんです。一応、みんな『そうですねー』ってニコニコ聞いていましたけど、そのあとの女子会であれはないよねって話題になりました(笑)」
これを見ると、確かに男性側に「ちょっとなー」と思いますね。ただ読み進めていくと、様子が違ってきます。
Aさん「あー、たまにそういう人いるよね。カードの色が自分の価値だと思っている人」
これも確かに言えます。
Oさん「俺のステイタスシンボル! みたいな(笑)。いまどきゴールドとかブラックのカードを素敵だと思うオンナはいないでしょ」
これが後にブーメランになってくるんですが......。一見、正論を美人秘書の皆さんが言っていると思いきや、「カードの色が自分の価値だと思っている人」と言っていたAさんが、
Aさん「通販のカードでいばられてもね(笑)」
あ、そういう事ですか。楽天カードとかをDISっている訳ですが、そうなると前出の男性のカード自慢も「このカードは結構便利なんだよ」と偉そうな彼女たちに親切に説明してあげたんじゃないの? と推測してしまいます。
さらに化けの皮がはがれ始めたこの座談会。ギャグの範囲になってきます。
Мさん「男性が交通系の機能がついたカメラ屋さんのカードで支払っていたときは......気まずく感じてしまって見ないふりをしました(笑)」
こんな「オンナ」(この記事では女性をこう称していたので)と食事したくない、と記事を読んだ世の男性は感じた事でしょう。ダイナース、逆効果。
Oさん「カードの種類とか色とかでその人がわかるとは思えないけど」
とOさんの話の途中で突っ込んでおきますが、
「今まででずっとしているじゃん!」
続けます。
Oさん「百貨店とかスーパーとかのカードしか持っていないと、『この人、何にももこだわらない人なんだろうな』と思っちゃう。カードは一枚あればいいやって。向上心とかなくて、何に関しても無頓着な感じがするかも」
百貨店のカードを持っているだけでこの言われよう。ポイントが貯まるんだから活用すればいいのに、と思っていると、
Aさん「使い分けるのはいいけどやたらポイントとかばかり気にする人いません? こっちのほうがポイント高いとかランクアップするために高い買い物にはこのカードを使わなきゃとか、必死になっている人」
家庭を持っている人はそれだけ頑張っている訳です。という想像力がわかない美人秘書の皆さん。秘書が務まっているのか心配です。
Aさん「カードにこだわりすぎるのも引くし、こだわりがなさすぎるのもダメ。男性は大変ですね(笑)。結局どのカードが正解なんだろう?」
Мさん「私の上司はダイナースクラブを使っています(略)」
Aさん「うちの上司もダイナースクラブ。ゴールドを嬉しそうに出す人のようにギラギラしていないし、若くしてダイナースクラブを使っていたら知的できちんとした人、信頼できる人っていう感じがする」
ここまで、男性のカードをあーだこーだ言っておいて、この結論に読者の皆さんはひっくり返ったのではないでしょうか。ここでOさんの言葉をもう一度見てみましょう。
Oさん「俺のステイタスシンボル! みたいな(笑)。いまどきゴールドとかブラックのカードを素敵だと思うオンナはいないでしょ」
ゲーテ公式サイトではすでに終了
ダイナースクラブだと素敵だと思っている秘書の方と、ゴールドをステイタスだと思っている人と、どこにステイタスを感じるか。
「カードに感じている」
のです。「同じじゃん!」という結論にならざるを得ません。さすがに数日間だけで掲載が終了したようです。(文◎久田将義)
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