【新製品check】こんなにクルマが売れない時代なのに2018年は新車が目白押しなんです

2018年01月09日 

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若者の車離れ......昨今は車が売れない事情が全て若者のせいにされているようですね。分母を見ないで「若者ガー、若者ガー」と言っている人や新聞を見ているとため息しか出ません。

しかし、そうは言っても車を持たない若者が多いのは事実なようで、東京のような大都会だけでなく、200万人以下の政令指定都市においても車は若者にそんなに売れていないようです。

このままじゃあヤバいってことで自動車メーカーはあらゆる手を尽くしています。おおよそ、以下の3パターンに別れるようです。

1
日本は諦めて海外シフト
2
維持費の安い車をアピール
3
金持ちしか相手にしないクルマ作り


1は人口の多い後進国で安い労働力を使って車を作り、その国で売るという考え方。地産地消とも言えるでしょうが、日本のマーケットなんて相手にしないビジネスです。で、海外で人気があって日本でも「欲しい」という声が上がれば日本向に改良して輸入されます。
2は日本独特の規格である軽自動車をこれでもかってくらいに便利機能を付けて、これでもかってくらい広々空間にして、これでもかってくらい燃費を良くして薄利多売でビジネス。
3はプレミアムカーを勿体つけて売るビジネスで、レクサスとか最近のマツダとかはそういった路線かと言えます。貧乏人や若者はあまり相手にしていない空気を出していますよね。


ここまで色々やらないと売れなくなっている車。おかげでローン金利もものすごく安いのです。だけど、世の中はいま「好景気」と言われていますよね。なんだかちょっと訳が分からないのですが、一部の人々はものすごく儲かっているようなんです。

それを受けてなのか......実は2018年は新車ラッシュなんですよね。

まず、トヨタのクラウンの新型が出るようです。おじさんが運転手を付けて乗るような車がモデルチェンジするわけですから、官公庁や大企業が買い替えてくれるんでしょうね。

それから、各社のSUVが大幅モデルチェンジするようです。このところSUVの人気はすごいそうで、作ってない会社はダイハツくらいじゃないでしょうか。家族や仲間と近場の海や河原へキャンプしに行くには最適。お金のかからない遊びにSUVは持って来いです。

そして、今年最も注目されているのはSUZUKIの軽自動車ジムニーの20年ぶりのモデルチェンジです。軽でありながら世界が認める本格的クロカンであるジムニーは熱狂的なファンから長年愛されている四駆車です。

20年もモデルチェンジがなかったわけです。

それでもずっと売れ続けています。車体も安い軽自動車。維持費がとても安い上に頑丈。世界最高峰の性能を持つ質実剛健な車。どんな悪路でもジムニーなら走破してしまうでしょう。

結局、こういう車を求めているのでは?

なんやかんや言って、車を維持するために色んな税金が取られ、駐車場代がかかり、すぐに駐車禁止を取られるわ、2年に1度車検という訳のわからない制度がある。ここを何とかしないと車なんて売れないですよ。

日本の自動車メーカーは、めっちゃくちゃ頑張ってるのに、国が邪魔しているのが1番のガンだと思います。


文◎編集部

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