ロサンゼルス郊外でポール・ウォーカーさんらが事故死した現場(現地時間11月30日)
日本でも人気の映画『ワイルド・スピード』シリーズで知られる米俳優のポール・ウォーカーさん(40)が乗ったスポーツカーが道路脇の街灯と木に衝突して炎上し、ウォーカーさんと同乗者2名が死亡した。現地時間11月30日、ロサンゼルス郊外で事故は起きた。
ウォーカーさんは30日、カルフォルニア州サンタ・クラリタで開催されたフィリピン台風被害救済チャリティイベントに出席した後、プロレーサーの友人と自身が所有するポルシェGTで現場付近を訪れていた。ロサンゼルス郡保安官事務所によると事故が起きた時点で誰が運転していたかは不明だという。
人気俳優の突然死に関して米国内ではさまざまな情報が錯綜している。その中でも衝撃的なのは、ネットユーザーの一部で囁かれている「ポール・ウォーカーは、広大な陰謀を公開しようとして殺害された」という説だ。
ウォーカーさんは生前、チャリティ活動に熱心だった。フィリピン台風災害を中心にアラバマ州の竜巻被害、インドネシア津波、チリやハイチ地震といった自然災害の救援活動を行う財団「リーチアウトワールドワイド」(http://www.roww.org/)を2010年に設立している。同財団では訓練された隊員、医師、捜索救助の専門家らを集めた救援チームを結成し、米軍とも協力して被災地へ粉ミルク、テント、延長コードを届ける活動を続けていた。
その中でもウォーカーさんがとくに熱心だったのはフィリピン台風被害だった。そこでウォーカーさんがある「救援活動の広大な陰謀」を目撃したことが、今回の殺害に関係しているというのだ。その「広大な陰謀」とは被災地への医薬品、食糧物資の中に混入されたプロトタイプの「永久避妊薬」と、汚れたカネの流れだったという。ちなみに永久避妊薬というのは秘密結社イルミナティとも関連付けられるキーワードで、闇の権力者ともいわれるイルミナティは常々「人口削減計画」を推し進めていると一部では信じられてきた。もちろん、これらの話は都市伝説に過ぎないというのが一般的な見方だ。
この突然の訃報を受けて、2001年から『ワイルド・スピード』シリーズを製作するユニバーサルスタジオは「ポールは私たちのスタジオファミリーに最も愛され、尊敬された一人でした。この損失はすべての人、数え切れないほどのファンにとって悲劇です」とウォーカーさんの人柄を忍ばせるコメントを発表した。死の真相が語られるのもスターの宿命だろうか。ご冥福をお祈りします。
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Written by 内村塩次郎
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