370便はハイジャックされ、ベトナムの古飛行場に強制着陸か?
マレーシアの首都クアラルンプールから中国の北京に向かっていたマレーシア航空370便が8日未明、南シナ海上空で消息を絶った。マレーシア政府は、周辺国や中国やアメリカ、オーストラリアなどとも協力しながら、レーダーが最後に旅客機の機影を捉えたマレー半島東側の南シナ海の海域、さらには半島西側のマラッカ海峡の海域についても捜索範囲を広げ、手がかりを探している。
この事件で謎が残るのはその機体がどこにも発見されていないことだ。この事件の不可解な点をあげる。
1、ブラックボックスレコーダーは空中爆発にも耐えうる
2、ブラックボックスレコーダーは海の落ちた後、少なくとも30日間は信号を送信し続ける
3、航空機の多くの部品、素材は水に浮く
4、ミサイルで撃ち落とされたような形跡、レーダーの記録がない
5、航空機が消失した場所が明らかになっている
これらの疑問から導き出されるのは、370便は海上に墜落していないという説だ。この謎の消失劇には、テロや事故、パイロットによる自殺説などの他に、中国軍の関与までささやかれているが、墜落していないのであればもっとも現実的なのは、「ハイジャック説」となる。370便は墜落せず、テロリストにハイジャックされ、乗客は人質となりベトナムの飛行場に着陸しているーー。そんな衝撃的なリポートを米国サイト「BeforeItsNews」が報じている。
その論拠として、370便がレーダーから消えたのはベトナム領空に入る1分前だったこと、突然向きを変えてコースを逆戻りした形跡があることなどをあげ、370便はテロリストによってハイジャック、つまりコクピットを武力によって占拠されたはずだと指摘している。ベトナムには戦争時に造られた無数の古飛行場があり、その多くは忘れ去られたような場所にある。ベトナムであれば、目立たずに着陸することが可能だという。そしてハイジャック犯の目的は、9・11と同様、航空機に人質を乗せたままターゲットに激突するためだとしている。
謎が多すぎて、陰謀論まで噴出する今回の事件。テロの可能性もあるとしてICPO(インターポール/国際刑事機構)まで乗り出す事態となった。日本ではほとんど報じられない「ハイジャック説」だが、一部では説得力を持って語られているようだ。
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Written by 内村塩次郎
Photo by beforeitsnews.com
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