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ソチ五輪の興奮がいまだ冷めやらないロシアから、センセーショナルなニュースが届いた。北極海の水深1500メートルの場所で、正体不明の未確認生物が発見されたというのだ。ロシア科学アカデミー極東支部の学者たちの証言を、ニュースメディア「ボイス・オブ・ロシア」(運営:全ロシア国営テレビ・ラジオ放送会社)が2月25日に伝えている。
この謎の未確認生物は、ロシアの自律型無人潜水機「クラヴェシン1」を襲撃してきたようで、その後、機体を調べると無数の傷やへこみが発見されたという。北極海の深海に、このような生物の存在は確認されていない。この正体不明の生物はなぜ無人潜水機を襲ったのか。ロシアの動物学者ドミトリー・イソンキン氏は、同メディアにこう証言している。
「北極の深海で新種の生物を発見した可能性がある。その可能性は十分にある。だが、確かな証拠が必要だ。調査のために専門家グループを設置しなければならない。正式な声明を出すのは時期尚早だ」
北極の深海に生息する未確認生物といえば、日本では「ヒトガタ」が有名だ。かつて捕鯨調査船の乗組員が目撃したものとされるが、あくまで都市伝説の域を出ないUMAとしての位置付けだった。一部では海洋汚染で水頭症になった鯨が報告されていることから、奇形の鯨説も唱えられている。
ウクライナ情勢で揺れ動くロシアで突然降ってわいた「ヒトガタ」騒動。北極の深海に、新種の未確認生物は本当に存在するのだろうか。ロシアによる本格調査が期待されている。
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Written by 内村塩次郎
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