東大卒タレントを生け贄に「たかが東大」「上から目線」と真っ昼間から放映された『バイキング』の“差別ショー”
4月12日に行われた東京大学入学式での上野千鶴子同大名誉教授の祝辞が話題となった、3日後の15日、バラエティ番組『バイキング』(フジテレビ系)が取り上げた内容に、批判が集まっています。
題して、<東大入学式で驚きの祝辞「性差別の横行、東大も例外ではない」真意は>との特集。同番組は、上野さんが祝辞で発した、
<大学に入る時点ですでに隠れた性差別は始まっています。社会に出れば、もっとあからさまな性差別が横行しています>
まさにその“差別”の実態を、お茶の間のみなさんに生放送で見せてくれるという、画期的な試みをしてくれたのです。
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この日の出演者はMCの坂上忍さんほか、榎並大二郎さん(フジテレビ)、ブラックマヨネーズの小杉竜一さんと吉田敬さん、東国原英夫さん、野々村真さん、野々村友紀子さん。そして識者席には東大出身者として芸人の石井てる美さん、タレントの木村美紀さんが出演し、タレントの八田亜矢子さんがコメントを提供しました。
番組を詳しく振り返ってみましょう。
まずは、東大入学式が行われた12日の東京・日本武道館前で男子新入生数人にマイクを向け、入学に際するコメントをもらっていました。そしていざ入学式、登壇した上野さんが祝辞を述べます。