東大卒タレントを生け贄に「たかが東大」「上から目線」と真っ昼間から放映された『バイキング』の“差別ショー”

石井さんは、高校時代に行った塾の英語講師が、<「女は所詮、子どもを産む機械だから勉強なんかしなくていいんですよ」>と言ったことに驚愕したエピソードを明かしました。だからこそ、祝辞内容のような<概念はあるし、私の世代ではそんな親御さん少なくなってるとは思うんですけど、まだまだ残っているのかな>と話しました。

同じく東大出身の木村さんも、<東大に入ってからわかったことも多くて、そういう意味で共感できる言葉がすごく多かった>と続けました。

そして東国原さんです。

<上野先生らしい、骨のあるスピーチ>と前置きしつつ、疑問点を挙げました。まず男女の進学率について、<息子は大学まで、娘は短大まで、と断言されている>から、どれくらいの親がそうした考えなのかといった<データがほしい>と所望。

さらに、女性が進学時に<本人の意志もあるんじゃないか>と、看護師や保育士などを例に挙げ、<そういう方は4年制大学は捨てると思うんです。そういう調査もした結論なのか、先生にうかがいたい>としました。

次に、東大に通う女性の実態について言及。まず坂上さんが吉田さんに、東大女性に対しての気後れを問うと、<僕は逆に興奮します>とひと笑い。小杉さんは、<何言っても見透かされてるんやろな>と率直な被害妄想を話しました。

その後、一部サークルの実態について石井さんと木村さん、八田さんがコメントで解説。さらに番組が独自取材したという東大女性のネガティブな体験談を並べると、石井さんも、芸人になってからの経験を明かします。とある構成作家から、<「顔芸だけで笑わせようなんて甘いよね。きみ東大なんだ? 東大だから自分を捨てきれてないんだね」>と言われたといいます。

それを受けた坂上さんは、自身が中卒であることを前提とし、<逆もある>と、こう続けます。

<東大の人って東大に入れるって稀なわけじゃん。100%秀でてるものがあるから入れてるわけ。それはそれでなんと揶揄されようが、自信は揺らがないって俺なんかは思っちゃうわけ>
<東大にも入れてない人間からしたら、そこらへんは別に、そんなに気にすることでもないんじゃないって思うんだけど>

さらに木村さんが、名前で呼ばれずに「東大」と呼ばれることへの切なさを吐露すると、

<「東大」って呼ばれるのと、「中卒」って呼ばれるのだったら、「中卒」のほうがしんどくない?

と、同意を求めると、思わず石井さんは、呆れるように顔を崩してしまうのでした。その直後です。