香港はデモで“新疆ウイグル自治区化”する? 若者たちの異様な「デジタル断ち」とは|西牟田靖

香港の夜景

このところ香港で100万人を越える大規模なデモ(主催者発表)が相次いで発生している。当局は、催涙弾やゴム弾(金属をゴム膜で覆っている弾)が発射されるという、強引な事態の収集を図っている。これまでの1週間で約80人が負傷(警官含む)、15日夜には抗議活動を続けていた男性が転落死している。

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一連のデモは「逃亡犯条例」の改正に反対するもの。改正されれば、これまで香港が協定を結んでこなかった国や地域との間で、犯罪容疑者の引き渡しが可能となる。その引き渡し先に中国本土が含まれている――そのことを香港市民は問題視しているのだ。