39人のガールズバンド「ザ・コインロッカーズ」 ボーカル・松本璃奈さんインタビュー 「歌詞を初めて見た時泣きました」

――そうそう。話が前後しましたが選抜に選ばれての感想を教えてください。

松本さん:ボーカルだけは先にレコーディングを済ませてたんですよ、その後、曲に合った楽器を選ぶっていう感じだったんですね。自分的にも『憂鬱』(『憂鬱な空が好きなんだ』)は歌いやすかったし、レコーディングのときから歌詞の意味も精一杯考えて気持ちを込めて歌っていたので、伝わるものがあるんじゃないかなって。でもそういう自信だけではダメだと思って、選ばれなかったときの心の準備もしながらいました(笑)。

――ショックが起きたときのために。

松本さん:はい(笑)。なので、嬉しかったです。

――『憂鬱な空が好きなんだ』をもらったときの印象はいかがでした?

松本さん:デビューシングルは明るい曲なのかなと思ったら、曲調はアップテンポで明るいんですけど、歌詞が深くて、ネガティブな歌詞が自分に当てはまってるし、最近の若い世代の方たちに響く歌詞というか、最初に歌詞を見て曲を聴いたときは泣きました。

――え? そうなんですか。自分に当てはまってるっていうことですか?

松本さん:急に感情移入しちゃってブワーッて。これを歌えたらいいなっていうのは思ってました。

――それだけ感情移入されてるんでしたら、演奏が始まったら変わりますよね。

松本さん:私は普段、自分の気持ちをそんなに言えないタイプなんですけど、ステージの上では急に開放的になれるんです。ありのままの自分でステージに立てるというか。「ガールズアワード」のときは一番ありのままでいられた感じはありました。

信頼関係が見えるようなバンドが良いですね。「ザ・コインロッカーズって仲よさそうでいいな」みたいな

――記者会見で見たとき、メンバーが大勢(現在39人)なのでどうなるのかなと思ったんですけど、デビュー曲『憂鬱な空が好きなんだ』の9人の顔合わせのときの印象はいかがでした?

松本さん:全員の前で名前を呼ばれた選抜メンバーだけ別室裏に移動して、そしたらみんな喜びでワーッてなってて、「頑張ろう!」みたいに励まし合っていました。

――すでに「仲間」という感じだったんですか?

松本さん:そうですね。「ザ・コインロッカーズ」自体がお互い励まし合って支え合ってるので、どんなメンバーであっても、みんながこのバンドの楽曲によってメンバーを選ぶというシステムを受け入れてるし、どういう結果であってもそのメンバーで一緒に頑張っていこうっていう気持ちはあると思います。だから私もすぐに、この9人で頑張ろうって受け入れることができました。

ザ・コインロッカーズ。松本璃奈(Vo)、有働優菜(Key)、鏡味のぞみ(B)、田村愛美鈴(Key)、 Emily(G)、森ふた葉(Dr)、手塚愛乃(G、Cho)、HANNA(G)、絹本夏海(G)

――そのなかで、一番印象に残っているメンバーって誰ですか?

松本さん:この9人だったらエレキギターとコーラスの手塚愛乃は普段からボイトレも一緒で、仮歌のレコーディングもだいたい一緒に呼ばれる率が高かったので、今回一緒に選ばれたのですごいうれしかったです。

――これから、どんなバンドにしていきたいかというのはありますか?

松本さん:グループとしては、チームワークがすごく大切だなと思っています。女子だけだといろいろあると思うんですけど、39人いてまとまっていて、個性がバラバラななかでの信頼関係とかチームワークとか、そういうのがちゃんと見えるようなバンドが良いですね。外から見ても、「ザ・コインロッカーズって仲よさそうでいいな」みたいな。

――そういう雰囲気がお客さんにも伝わるような感じが良いですね。

松本さん:そうです。だから最近の若い子で学校でイジメがあるような子にも、遠いかもしれないけど「ザ・コインロッカーズのチームワーク」がいろんな人に伝わればいいなと思いますし。

――イジメを受けてる子や、やってる人が「ザ・コインロッカーズ」のチームワークを見て、「こういうのよくないな」って感じてもらえればっていう解釈をしました。

松本さん:そうですね、そういうのもひとつだし、それとバンドの目標は「女性からあこがれられたい」っていうのはありますね。

――なるほど。MVを観ると女の子が好きになりそうな感じです。ところで松本さんも十分お若いのに「最近の若い子」っておっしゃいますけど、最近の若い子ってどういうイメージですか?