そこじゃない! 田村淳氏の記者会見は闇営業とは違う大きな問題を抱えていた ゆるキャラ業界クライシス
7月26日、田村淳さんはゆるキャラが所属する“(株)がちキャラ”を「起業」したことをツイート。<こんな時に何をやってるんだ! と言われるかもしれないですが>と前置きした上で、<キャラクターを中心とした新会社を起業>するとし、8月1日に記者会見を行いました。
会見の様子は、吉本騒動以降、田村淳さんが初めて公の場に登場したことから、多くのメディアで取り上げられました。その報道の多くは、「5時間半かからないように頑張りたい」「テープをきちんと回していただいて、取材をしていただきたいと思います」といった岡本社長をイジった発言や、吉本興業や田村亮さんについての質問に対する返答ばかりが取り上げられていました。
そうした一般メディアの反応とは裏腹に、ゆるキャラ業界人やゆるキャラファンの方々は、田村淳さんの動きをシリアスに受け止めているのです。
「田村さんの起業、『こんな時に』というより、この企画に以前から疑問視している一人です」
「何これ。“クリブラ”系キャラばかりじゃないですか。たまたま“ちぃたん☆”と共演しただけかと思ってたら、こんなことになってるんですか?」
上記コメントに登場する“ちぃたん☆”とは、今年2月、ゆるキャラグランプリでも優勝経験を持つ高知県須崎市の人気ゆるキャラ“しんじょう君”と、著作権を巡る騒動に発展したゆるキャラ。そして“クリブラ”とは、株式会社クリーブラッツの略称で、ちぃたん☆の所属事務所です。