そこじゃない! 田村淳氏の記者会見は闇営業とは違う大きな問題を抱えていた ゆるキャラ業界クライシス

「元々SNSで人気の“コツメカワウソのちぃたん☆”がいました。あるとき、ちぃたん☆の運営者が、ニホンカワウソをモデルにしたしんじょう君に目をつけ、コツメカワウソのちぃたん☆とのコラボを須崎市に打診。コツメカワウソのちぃたん☆は、須崎氏の観光大使に就任しました」(スポーツ紙記者)

そうして、「コツメカワウソを毎回のイベントに連れ回すのは現実的ではなく、そこで生み出されたのが“ゆるキャラのちぃたん☆だった」(前同)と、しんじょう君と同じデザイナーに依頼して誕生した経緯があります。

当初は仲の良かった両者ですが、次第にちぃたん☆が配信する動画が過激の一途を極め、その苦情が須崎市にも寄せられたほか、海外進出を目指すため商標登録したしんじょう君のあとを追うように、ちぃたん☆も商標登録(特許庁からは、類似性を理由に却下されている)するなど、信頼関係を損ねる出来事が続くと、ついに須崎市市長まで動いたのです。

「権利侵害で訴訟も検討していることや、ちぃたん☆の活動停止を求めるコメントを発表しました。それにともない、写真集は発売中止になり、テレビ東京で放送予定だったちぃたん☆のアニメはお蔵入りになりました」(前同)

しかし、“キャラに罪はない”が大前提のゆるキャラ界。ちぃたん☆は変わらず多くのファンを擁し、騒動以降もマイペースに動画配信を行い、騒動渦中のちぃたん☆の動画にたびたびゲスト出演していたのが、田村淳さんだったのです。

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